2008年6月
2008.6.2

早いもので、なんと6月になってしまいました。

お天気もそれなりに『梅雨』という感じがします。(うわ〜じっとり。)これからドンドン、暑くなっていくのね。・・・とほほ。

さて、こちら展覧会『美術館に行こう!ディック・ブルーナに学ぶモダンアートの楽しみ方』高知県立美術館)

へ行ってきました。おなじみ、『うさこちゃん』こと『ミッフィー』ちゃんと、その生みの親、『ブルーナ』氏を核にして、『現代アートを身近に感じてもらおう』という展覧会です。

私もささやかながら絵本をだしていて、この世界、やはりいろいろと関心があります。

今回、展示を見ることで知った、ブルーナさんが絵本を作る時の切り絵の手法は、大まかには私の切り絵の手法と同じものでした。…これにはちょっと驚きが。

ブルーナさんの限られた色合いから生まれてくるデザインなどは、とても魅力的です。一見単純に描かれた表情でも、見つめていると『ああ、いきているなぁ。』と思えてきます。目に見えてクルクルかわるわけではないけれど、落ち着いたやさしさが感じられて、心地よい作品群です。

他人の想像力を喚起する、という点において、今回私の中では、かわいらしい『ブルーナ作品群』と日本の能の『小面』が重なって見えました。

会場が2つに分かれていて、高知県立美術館所蔵の『現代アート』もあります。

ときに、言葉としての輪郭を見失う感情が、作品表現というかたちを持つことによって、人々の前に姿を現すことができる。

『このようにならでてくる!』という、『よりしろ』が作品だなぁ、と、つくづく感じさせてくれる作品たちです。ミッフィーちゃんの後についていくと、いつの間にか世界に引き込まれていきます。 …この仕掛けは絶妙です。

本来、アートの世界は日常とかけ離れたものではないわけで、あらゆる作品…やはり見てみることで、心が動きます。

展覧会は7月6日まで。みなさまもぜひどうぞ!(^x^)

2008.6.5

本日朝からしとしとと雨で、外出の予定を延期したら、午後からピカピカに晴れました。…うぬぅ。

さて、昨日より『コトリ堂』さま主催の催し物に、切り絵の小品を出品しています。かなり急いでいたので、写真もよくありませんが、今、手元には珍しく、仕様前・仕様後の映像があります。

私の場合いつも、出来上がる直前で、作品の様子がかなり変わります。途中でやぶれたり、作り直したり、出来上がりの様子を見たりするために、あらかじめ紙を何枚か重ねて切ることもあります。『切り絵は計画的に』、というのが、だいたいこの技法の特徴のひとつのようなのですが、私にとって、最初からイメージがあることは稀です。…この機会に、ちょっと裏方をご紹介します。

→今回はブルーグリーンと藍で基本形を作りましたが、色合いをみて、藍の方を採用しています。

モデルのドクダミさん、高知城にてスケッチしました。これからの季節、屋外スケッチはお天気とヤブ蚊との戦いです。…日々精進であります。

2008.6.13

皆様お久しぶりです。スケジュール表を見つめていたら、もう6月も終わったような気になってきました。(…全くどうしてこんなにバタバタしているのだろう。とほほ…。)

さて、今まで植物・動物・鳥を主に作品を作ってきましたが、そろそろ、人間も扱ってみようかと、近頃ぼちぼち訓練を始めました。以前は人間をよく描いていたのに、描かなくなって久しい。時々、描いてみたい!…と強く惹かれる人もいて、描きたい気持ちが広がるのですが、そういう人に限って、本気で頼むと身構えられてしまい、描きたい表情が出てこない。(『何かこわい』、とか言われて(泣)。)人間も、立派な『生もの』なんですね。

…モデルを人様に頼むのは、つくづくむつかしいと思う今日このごろです。

仕方が無いので、当面は自力で訓練であります。

2008.6.22

皆様おひさしぶりです。いかんいかんと思いつつ、またもやボコッと間があいております。

今月ほんとに慌ただしく、なかなか物事前に進みません。とほほ・・・。

7月にはもう少しゆとりができそうなので、7月に期待。