2012.7.12

本日ふと気がつくと、早くも7月は半ばでございます。

…皆様はいかがお過ごしでしょうか(^^;)

今年の梅雨は『梅雨』にふさわしく、とにかく、どこまで行っても雨がよく降って、本格的に梅雨入りして以来、何やら『ずぶ濡れ』な1ヶ月でした。

…ううう、とにかくどこもかしこも湿っぽい。

このうえ、本日は1日中、熊本、大分がとんでもない豪雨とニュースで報道されており、何かちょっと、…地球の不気味な変動をじわじわ感じております。…この降り方、尋常ではないですよ。。。

年々、静かに温暖化は進行している。。。

さて、梅雨とて、わたくしには不便でも、一方では恵みの雨でございます。良いことだってありますね。

『…おや、久しぶりにお友達が!』

雨蛙も、昨年はあまり見かけなくて心配でしたが、…しっとりにうっとり雨の中、このように元気にしておりました。はい(^^)


…時間があるようで、まるでないというか。

現在まとまった時間は製作にあてているため、なかなかHPも更新していなくて、せっかくこちらを見ていただいている方には、…あまりにも代わり映えがなく、申し訳なく、、、。

なにかしら製作をはじめると、集中力を、中々他のことへふりむけることができない、というのが正直なところで、

本日やっと、重い腰をあげました。

…いかん、このままでは。7月が終わってしまうでよ…(> <:)

…ということでこちらサトウの忘備録デス。

上の写真↑のポスターの展覧会、『物語る美術』展は、高知県立美術館でただいま開催中の企画展です。

展覧会を覗くと、一見、いろんなジャンルの様々な作品が出ているようですが、

観に来た人の想像力とか、感性とか、そういったものをフルに活用して、作品から聞こえてくる物語を読み解こう、そして、そこに投影された自分の心を見つめよう、

作品と鑑賞者そのものの対峙をまず第一にと考えられた展覧会で、そういった観点から選ばれた作品が並んでおりました。

…さて、静かな展示室で作品に向き合って思うことには、

自分はいつも、鑑賞者である視点と、製作者である視点と、多分、…観察者である視点であることを行ったり来たりしている感じで作品をみていて、

…ぱっと見た表面で見ている作品、心の奥から見ている作品、…努力しても興味を持てない作品。

……何故に自分がその視点からものを見ているのかを改めて考えてみると、考え深いものがありました。

じつは今月16日までの展覧会で、よく考えたら後4日!…あわわ、もうちょっと早くご紹介できれば良かったのですけど、まだ見ていない方はぜひ(^^)駆け込んでみてくださいませ。

…気にかかる作品が、思わぬ自分の心の声を聴かせてくれるかもしれません。

←こちら、近所の金谷川の土手のあじさいで発見した体長1.5センチくらいのかわいい雨蛙です。
さて、下の写真↓ですが、こちらも美術館で只今同時開催中の『うつわ』の展覧会です。

出品されているうつわはどれも、美術品然としてどこかの棚に鎮座しているようなものではなくて、

ごく普通の生活の中で、持ち主に愛着を持って使われている、『日々の器』です。

こちらの美術館で、このような展覧会が開かれるのは初の試みということで、

学芸員さんのなみなみならぬ意気込みが伝わってくる内容でした。

…展示されているうつわを見ているうちに、愛着を持つということ、大事にしているものがあるということは、

それがなんであっても、そういうものを持っている人の人生は素敵なものだということを、はっきりと感じました。

…たとえ、他人には何の価値のないものであっても良いのです。

そして展覧会初日にあった、今回の展覧会の監修をされた祥見知生さんのトークのなかで

『人生にひとつ、自分の気に入った壷を持つことをおすすめします。』ということばがあり、

それはたぶん、本当のことだと思いました。

こちらの展覧会は8月12日まで。

ぜひ、のぞいてみてくださいね(^^)


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