2011.11.4

みなさまお久しぶりです、お変わりありませんでしょうか。何とも過ごしやすい、良い季節になってきました(^^)!

10月の更新、かろうじてなんと1回!!…まことに恐ろしいHPになりつつありますが(^^;)、このHPのことを覚えていて、

ご覧くださるみなさまに感謝です。。。(大汗)

先月は納品が何件かあったのと、イベントに参加していたものと、旅に出たりお客が来たり、出たり引っ込んだりで、ひたすらカレンダーが目の前をちらついていて、

HPはすっかりお留守になってました(^^;)

…というわけで、今月こそ!!。。。ちゃんと更新するぞで頑張ります(涙!)


…さて、まずは先月の7日から、高知県立美術館のショップさんが主催して開催してくださっていた、グッズ展示販売のイベント

『あるき』イベントの、サトウが出品しておりました期間が、先月23日をもちまして無事に終了いたしております(^^)!

大変お世話になりましたショップのみなさま、気にして覗いてくださったみなさま、お声がけいただいたみなさま、サトウの制作物をありがたくもご購入頂いたみなさま、…このたびは、まことに、まことにありがとうございましたm(_ _)m!!

…ご挨拶がすっかり遅くなりましたが、本人は心の底から大変感謝しております。

(…何か展覧会とか展示とか販売とかするたびに、人生どこにも頭が上がらない感が増して行くのは気のせいではありません…!!)

ちなみに現在は、『あるき』第2弾、『カミムラアキコ』さんのステキなグッズが並んでおります(会期は今月27日まで)。こちらもぜひ、覗いてみてくださいね(^^)!


…さてさて折角なので、観てきた展覧会のご紹介もせねばですね。

先月は美術館も県展一色という感じでしたが、10月30日から高知県立美術館主催

『写真家石元泰博の眼ー桂・伊勢』展が始まっております。

上の写真は、初日の模様です。展覧会初日ということもあり、もちろんイベントは山盛り。お客さんも山盛り。

玄関にはステキなお花がいくつもありました(^^)!

私も、10月の締めくくりはこれだと早くから決めていて、『とにかく!』と初日に飛び込んできました(^^;)

美術館では、午前中は建築家で、石元さんと長年公私にわたるおつきあいをされている磯崎新さんの講演会が、

午後からは建築家で、身近なところで高知県関係では、高知駅や牧野植物園を設計されていて、石元さんの手による写真集も刊行している内藤廣さん、石元さんの初めての評伝を書かれた森山明子さん元伊勢神宮の禰宜・矢野憲一さんによる鼎談がありました。

このメンバーをふと見て、『…オヤ?』何か別のところで名前を知っている人がいるなぁ。。。

今回いらした建築家の磯崎新さんが、美術家の故・荒川修作氏と作った、岡山の奈義町にある現代美術館。

…高知から出発すると、なにかもの凄く不便なところに、突然ぽかーんと近代的に出現する謎の美術館です…!!)

…あの不思議な建築物を造った方が、石元さんとゆかりがある方とは知らなかったですが、こんなところでお会いすると、自然に『そうか』、とフに落ちるところがありました。

磯崎新さんいわく、『ノグチイサムさんと石元泰博さんの仕事』が、現在世界で『日本的である』といわれているものの形を、日本から『抽出した』、とのこと。そして、アメリカが戦後の日本から得たものは、「唯一『デザイン』である」と。

石元さんの展覧会の写真を見て『…建物が全部写ってるとか、そういうんじゃなくて、切り刻まれてるような…』と言っていたお客さんがいましたが、つまりはある種、『それこそ』が『日本』を抽出した眼であったと。

日本のデザインの世界でかつて『縄文と弥生』という論争があったことさえ知らなかった私ですが、

日本らしさ』を見つけたのが、かつては日本に同化していて今は異化された日本人の眼であり、そういったことが戦後に行われた土台があって、今の日本の美意識が『発見』されたというお話。

その後、午後からのお話を立て続けに聴くということをして、

…これほどのことをして形成されてきた文化を、安易に失うわけにはいかないな…。

何か、現在進行しているTPPの問題や、原発の事故によって喪われつつあるもろもろのものなど。。。思った次第でした。

なお、次の式年遷宮の時に、フラッシュが1つでも光ったら神様が…』

と言う、元・禰宜さんのひとことが、現在を集約しているように思いました。

『信じるものは救われる』と言い、信じるものがなんであろうと、自分自身に対してでさえ、そういうものを見失いがちですが、

そういった中で、そのうえなお、『他人の信じるもの』を尊重するということは、もっと難しくなっているかもしれません。

でもなにか『善く、美しいもの』に惹かれるこころがある限りは、まだまだ捨てたものではないのかも…。。ウ〜ム。

ともかく、これほどいろいろな考えがあり『バラバラ』であることを考慮しなければいけない世の中ですが、

日本刀』のような美しさをたたえた石元さんの作品群。…伊勢神宮も桂離宮も、普通の人は簡単に入れない珍しいところでもあります(笑)

石元さんの写真は高知の宝です。

まだの方はぜひ。人生において、時間を割いてでも観る価値があります(^^)!展覧会は12月18日までです!!


↑モネ子も元気にしております(^^)
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2011.11.23

11月は更新するぞと言いながらあっという間にまた20日をこえております…あわわ(^^;;)

こちらの写真は、今月の15日にいの町・紙の博物館で開催されていた『第8回高知国際版画トリエンナーレ展』の帰りに、高知市・春野町の『菊の森』に立ち寄った時のものです。

花はすでに満開をこえかけていましたが、大変見事に咲いていました(^^)。

…こちら、毎年これだけ沢山咲かせようと思ったら、さぞやお手入れが大変なのではないかと…!!!

菊のアーチをくぐると、菊の芳香で何やら気持ちも身体もスッキリ。…実は車で乗り物酔いをしかけていたのですが、帰り際に大判焼きを買って帰られるくらいは元気になっておりました。

帰宅すると、モネ子が『置いて行かれた〜!』と怒って(?)タマゴを産んでいました。。。

お土産のみかんをモリモリ食べていましたが、いやはや、、、油断できないものです(^^:)