2011.10.12

みなさまお久しぶりです(^^;)!

いやはや、なんと10月も三分の一が終わってしまいまして、

なのにちっともHPが更新されていないというこの有様。。。

全く、全然落ちつかない!!

…本日やっと、こちらの更新に参上いたしました!…うううっ!

←実は、こちらのイベントに只今参加中です(^^;)!

現在、高知県立美術館内にあるお店で、サトウの製作物(主にポスカなどの紙もの)のスポット販売をしていただいております。

(10月23日まで)

…実は昨年まで、美術館が主催の『りぶらあと』というアートイベントがあり、

そこで高知県関係ゆかりのいろいろな作家を幅広く紹介していたりしたのですが、

今年はそのイベントがお休みということで、

お店の方が独自でこちらのイベント『あるき』を企画されたとか。

日頃、お店でお取り扱いされている作家を中心に、2週間ごとに特設スペースを設けてご紹介くださるそうです(^^)。アリガタイ!

…ということで、今回わたくしも仲間に入れていただき、せっせと準備(まるっきり夜なべ内職ですね^^:!!)をして出品させていただいております。

美術館ではちょうど県展真っ盛りでございますので、もちろん県展のついでで充分、ぜひ、お店も覗いてみてくださいませ(^^)!

なお、出品物を少しだけご紹介です。…どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m

↓カード類20種、ポスカBook、エコバック(ランチバック)ほか
↓珍しくミニ切り絵額。

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2011.10.23 (2011.11.4 UP)

【ご挨拶】

…あっという間に10月が終わりまして、気がついたらHPもすっかり停滞したまま11月を迎えております。

ご挨拶が遅くなり、大変申し訳ありませんが、このたび、美術館Shopさまで開催していた『あるき』、

サトウの出品期日は無事に終了いたしました。お世話になったショップ様を始め、お店を覗きに来ていただいたみなさま、グッズ等お買い上げ頂いたみなさま、ご連絡頂きました皆様にとても感謝しております。

まことにありがとうございました。

…いづれまた近いうちに、どこかでみなさまにお目にかかれますように…(^^)

今後ともどうぞ、よろしくお願いいたします。

                                       2011.10.23 サトウユキエ 拝


2011.10.27

10月の秋晴れ、『あるき』も、前日夜中まで準備に明け暮れた納品も無事に終わり、一人旅に出てまいりました(^^)。

本当はもう少し早くに行く予定でしたが、

今年はどうやら『ぎっくり腰が…!』な1年のようで、何をするにも全く困ったものです(^^;)。

しかし、それでも観たかった展覧会なので、長距離バスの日帰りで、根性で行ってまいりました。

岸田劉生氏、すごいですね。はっきり言って、これほどとは思っておりませんでしたので驚きました。

この人がこのまま生きていて、作画を押し進めて行ったら、

以前、京都近代美術館で見かけたレオナール藤田氏の油彩画のような、油彩と墨絵があわさるような、不思議な画面を切り開いたかもしれませんね…などと、ふと最後に思いました。

なんにせよ、怖いとか不気味とか言うイメージの麗子像だったものが、これが本物はたいへんやさしく『うつくしい』。

『絵であるものの良さ』と、描いた人間の真摯なすがたが、誠実に如実に、そこに凝縮されて刻まれている気がしました。

しかもこれほど「いっぱい」丹念に描かれた麗子の中に、深められて行く画家の絵へのこだわり。

以前みたことのある『道路と土手と塀』の作品と、もうひとつ、今回その横に展示されていた『代々木付近』という2枚の絵を同時に観ることができて、何か、今までは知らなかった絵画のものがたりが、立体的にあらわれたような気がしました。

さらに、こうして一分の隙のない、緊張感に満ちた「おそろしい」ものばかりかと思いきや、「…なんじゃこりゃ。」

瓶の口にリンゴがのっかっている作品が。「ぬっ!…なんで?」…どこぞの看板娘に麗子…? このセンスは一体…。。。

このひとおもしろい。。。しかも、あまりにいい腕をふるって面白いので感心するやらおかしいやらで、まことに面白かったです。

なお、今回『晩年』の作品(それでも38歳!)に『冬瓜とブドウ』の絵があって、

それが落ちついた何ともいえないさわやかなよい絵でした。

…やはり、自分は高知から行ったもので(^^)、高知の収蔵品とみると気になるものですが、

『画家の妻』という作品、ちょうど画家の自画像の最後の、

良い節目の壁面に展示してあり、なにか暗い壁の色のせいなのか、絵の細やかさがひきたち、大変良い紹介がついておりました。

麗子の間に通じる一本の道が、ぽーんと通じていたり、岸田劉生氏に対して、さいごまで温かい眼を向けた解説が印象的でした。

『本気の展覧会、やっとみせてもらいましたよ篠館長!!』

…という、わたしの勝手なこころの叫びはここだけの内緒です(^^)

次の日はもちろんくたびれ果ててましたが、行って良かった展覧会でした。…岸田劉生氏も麗子さんもきっと、喜んでると思います。

もちろん、みなさまにもオススメ展覧会。『麗子、いっぱい』のポスター、これは行かにゃとにやりです。

11月5日には講演会もあるそうですので是非。会期は11月23日までです(^^)!