みなさまこんにちは(^^)
何とか8月も終わり、こちら、ようやっと9月を迎えております。
前半がやたら忙しかったので、後半サトウはややバテバテでした(^^:)
さて、9月初の日記は、
今度は京都にある『けいはんな記念公園』にある『ギャラリー月の庭』にて開催の展覧会『月のアート展』に
サトウも切り絵を出品します、というお知らせです。
久しぶりだなぁ、京都!(詳しい地図などはNEWSに掲載しております。)
続けば続くもので、先日出品のユニグラバスさんの作品も、『月の夜』という題名だったのですが、今回もテーマは月。
前回は“夏の月”、今回は“秋の月”という感じの仕上がりであります。
本日午前中にギャラリーさまに発送しております。
ご縁がありましたら、みなさまにもご覧いただけますように(^^)!
高知県出身の漫画家西原理恵子さんの展覧会、
『バラハク』へ行って来ました。(会場:高知市文化プラザかるぽーと・横山隆一漫画館)
私が大学生のころ、下宿でとっていた毎日新聞に連載されていた『毎日かあさん』が出会いです。友人から『東南アジア行かされまくり(?)』(…たぶんこんな題名だったような^^:)旅行記のような漫画を借りて読んで、それがやたら面白かった。
私が新聞紙面で『毎日かあさん』を読んでいたころ、しばらくして、その底の抜けた明るい内容が、どこか変化してきて休載になり、
数年後、ご本人がテレビに出ているのをみかけるようになりました。
喜びも悲しみも、それ以上ほかにどうしようもないところから生まれて来るような、『にじみ出る世界』だなぁ、と…。
隅から隅まで、随分長いこと見せていただきました。
やっぱり原稿はうつくしかったです。
ぜひ、漫画、読んでみてくださいね(^^)!
高知県立美術館ホールで開催の『カンパニーデラシネラ・新作高知公演/異邦人』を観に行って来ました。
さて。舞台芸術など、ほとんどご縁のなかった私が、たまに観に行くのが高知県立美術館ホールの舞台公演なのですが、
ここはいわゆる『よそでは上演されにくい』実験的な要素の強い作品などが上演されることがしばしばで、
毎回、『一体自分は何を観に来たのか』、公演を見たあとで、一度冷静にゆっくり考えてみないことには、
全体が掴みにくい作品が多い、…という特徴があります(^^;)(それはそれで良いのですが。)
『カンパニーデラシネラ』さんもよく知らない私は、異邦人の原作も、とりあえず公演前には読まない方向で観てきました。
まず舞台。今回は『製作・初演!』
登場人物も舞台セットも含め、全体が組み合わせ自由のカオスのような、パズルのような構成。
一つの小道具にいくつもの意味があり、演者の動きによって、事務所の机が滑り台になったり、浜辺の椅子になったり、魅惑的なステージになったりと、とにかく変幻自在。
同様に、一枚の赤い布が、悼む女の頭巾になり、聖者のサリーになり、得意のマントになり、世俗の関心事によりやがて地に落ちてただの布となり、(これはスゴイと思いました。)
同じことが、登場人物の上にも起こり、それらの類似のことが全体を流れて行くことによって、ストーリーが展開してゆく。
…とにかく、『…観ている人も、出ている人も(?)ぼーっとしている暇はないぞ〜!!!!』
すべてにおいて美しく、かつ、丁寧につくられた動きでもあり、幻惑される舞台でもありますが、
一方では、ときおりそこを抜け出して、
小道具やそれぞれの役者さんの持ち味など、面白さの要素も挟み込まれている。
…ただ、そちらについ見とれていると、
全体のストーリーも追わねばならない観客にとっては、ふと真意を測りかねてなかなか落ちつかない。
…観ている方も、なかなか忙しい。
アフタートークがあり、その中で演出家の方が、
『無言の表現であるマイムの世界と言葉を扱うストーリーのある世界を一緒にしてみた』ということをおっしゃっていて、そこのところは確かに、『なるほどなぁ、納得!!』
スゴイすてきで、面白い舞台でしたが、観てる方も作ってる方も多分に、
いまのところ『一杯いっぱい、力一杯!!』
よってたかって『大車輪な舞台』(^^;)でしたでしょうか。
小野寺さんがおっしゃっていたように、この作品が何度も上演を重ねているうちに、…見事、本当の姿になりますように。
(観客としては、もう少し、落ちついてゆっくりみとれている時間がほしいような。。。。^^;)
新しい作品の中に、美しい星がキラキラしていた舞台でした。
目に飛び込んで来たニュースに、…金縛りに。
『絵金』変色…!!
…衝撃です。
美しい赤とみどりが特徴の絵金さん、何かとんでもないことに。
新聞見てたら、涙が出て来ました。
…こんなことがあるんだなぁ。
泣けて来ました。
取りかえしのつかないことです。
…まことに。
先日より、高知県立美術館のマルクシャガール展が[オデュッセイア]に展示替えしております。
シャガールさんのリトグラフ作品の中では、80歳後半に製作されたもので、随分色づかいが軽くなったなぁ、という印象があります。
元々、ギリシャ神話はかじり読みくらいの知識しかない私ですが、じっと見ていると、物語を自分のものにして描いている、というか、どんどん神話の世界に本人が近寄って行ったのかなぁ、などと…つい感心してしまうところが何とも言えない作品群です。
使われている色彩は明確で、明るく、軽く、虹の光でできたような影のない色です。
…神話の他に、こんな色で描くことがふさわしい世界があるだろうか、と思うと、何とも言えません…。
作品の題材一つとっても、『何を選ぶか』…恐ろしいものです。
同時代の作家として、ドイツ・ベルリンに生まれた、ジョージ・グロッスの『緑衣のロッテ』が展示されています。
良いものを観る、というときにはそれなりにこちらも消耗する(知らないうちに集中してしまうからでしょうか)ものですが、
この絵は『キレイ』ではないが『美しい』、そういうことを考えるときには絶好の、とても面白い絵だと思います。
『美・醜』の他にも、いろんな要素があって、人間を成り立たせている。
人間の不思議がいっぱいつまったこちらの展覧会は、11月14日までです(^^)!!。
高知県・香美市立美術館で開催中の
『中田浩嗣 石彫展』へ行って来ました(^^)!
何か、『凄くいい作品が来てるよ〜』という評判で、ぜひ行きたいと思いつつ、なんだかんだと月日は流れてやっと、展示を観に行って来ました。
中田浩嗣さんは、1954年、兵庫県淡路島ご出身の彫刻家です。現在、あちこちの公共施設や私的な建築物の中に、数多くの作品がのこっています。
…遺っている、というのは2008年、惜しまれながら、ご本人はご病気で亡くなっておられ、今回が遺作展であります。
ドサクサにまぎれて(?)トークをこっそり聞いていた私たちにも、館長さんが作品の説明をしてくださいました(^^;)
さて。
どのような作品かというと、こちらに載せている写真は展示会場でいただいた目録なのですが、この真ん中に載っている作品の写真が、よく磨かれた花崗岩に彫られた『さざ波』なのです。(小さくてスミマセン)
作品全般にわたる特徴として、
『なんか、…ぬれてる???…この石の作品。。。』
…普通、よく『墓石』などに見かける『花崗岩』やら、ギリシャ神殿で思い出すような『大理石』、『ガラス』などの固い素材を、
それこそツルツルピカピカに磨き上げて、そこに、やわらかにきらめく水面を彫り込んでいるのです。
…表面には、『幻の水』が存在しております。
しかも、作品の種類には水面あり、聖母像あり、観音様あり、ペンギン、くじら、寅さんの帽子、素材を変えてかばん、などなど。
作品は多岐にわたっていて、なおかつ、それぞれの質感にそれぞれの素材がうまく融合している。
大きな作品をつくる前に、きちんと試作をしていて、完成度の高さとこだわりに目を引かれました。
ちなみに、『さざ波』の作品の中には『ベンチ』の用途をもってつくられたものもあり、『おしりがぬれるかもよ(笑)』と言いながら腰掛けて来ました。(ペンギンのツルピカ頭もなでてきました。)
大理石を削ってつくられた椅子の作品もありましたが、『座り心地がやわらかい(?)!!』…そんなばかなですが、どう考えても何故だかよくわからないので、ほとんど魔法です。。。
この方、彫刻家の仲間内では、『天才』と呼ばれていたそうです。今回、こちらの展覧会場には、著名な彫刻家の方々からメッセージが寄せられていました。
才能を惜しむ心と、石に水面を刻印した作品群。
ガラスに彫られた『水面』を下からライトで照らすと、光で天上にきらきらと水面が輝くという作品を、教会に設置して倒れ、救急車で運ばれて、3日後に亡くなられたそうです。
10月3日までの会期です。…派手ななにか、ではありませんが、静かにこころ惹かれる『何か』が存在しております。
ぜひ、多くの方にご覧いただきたい展覧会です(^^)!!
数日前より、すっかり秋の気配が漂っております。
本日は、夕刻突如、『緊急地震速報』なるものが鳴り響いて慌てました。
該当地域は関東方面でしたが、皆さまは大丈夫でしたでしょうか
(^^:)
さてこちら、先日よりHPでもご案内させていただいていた、
京都・『けいはんな記念公園』で開催の『月のアート』展が、9月26日をもちまして、無事に終了いたしました。
展覧会場でお世話になったみなさまを始め、
そして、こちら。(上の写真です)
『けいはんな園』さんより、返却作品とともに、作品投票でいただいたという観覧者の方々からのご感想などを、一緒に送っていただきました。
…なるほどなぁ。書いていただいた皆さま、ありがとうございました。これからの励みになります。…感謝です。
次回、みなさまにお目にかかる予定は、来年2月の『ユニグラバス展』(ユニグラバス銀座館主催展)です。
只今奮励準備中。(ついでに新作ハガキ、カードも準備中でございます^^→こちらは10月にはできます。)
ぼつぼつ、機会があればあちこち出品しております。
また、みなさまに、なつかしい再会ができますように、(^^)!…感謝の気持ちをこめて。