高知県立美術館・県民ギャラリーで開催中の『山下清』展を観て来ました。(主催:高知新聞社)
多分小学生か中学生くらいのころに、一度観ているのですが、何度観ても凄いものは凄かった。
この感想に変化はありません。
ただ、自分が年齢を重ねてみると、山下清さんの生活というか、現実的に製作を重ねた時間、環境というものにも目が向き、興味が出てまた別の感慨がありました。
『回顧展』、なんて観てしまうと、人間の人生には限りがあるけれど、自らが持てるもののうちに、何をどのように、どれだけそこへつぎこんできて、それの結果がどうだったのか、何だったのか、問われる瞬間がいつか来るのだなぁ、と、漠然と考えてしまいます。
膨大な貼り絵の蓄積の中に、つぎ込まれたエネルギーを垣間見て来ました。
会期は5月10日まで。
持っていた『天才』、磨かれて開花。
…『天才』というのは、可能性のことかもしれませんね。
ふと、そんな気がしました。
もうすぐ母の日、ということで、『カーネーション』のメッセージカードを作りました。こちら、パソコンとプリンターをお持ちでしたら、ハガキ大の画用紙に印刷していただくと、簡単に作れるようになっています。(ケント紙などがおすすめです)
只今、『カーネーションカード』として、ロフトワークさんの『サトウユキエ』のページより、ダウンロードしてお使いいただけます。(無料)
*ご利用の際は、内側、外側、両方ダウンロードしてくださいね。
よろしかったらぜひ、ご利用くださいませ(^^)
こいのぼり。
『多分おとこのこ』ということで。
物干竿にガムテープ。(父作)
ちなみに、我が家の前方のお宅には、この100倍くらいの大きさのこいのぼりが泳いでいます。
先日、友人のお宅のりっぱなお庭の模様替えにともない、我が家にやって来ました素敵な『バラ』。
ベランダにてつやつや、環境の変化にも、順調に慣れて来たようです。
来年からは、我が家にもバラが咲いてくれる予定で、心待ちにしております(^^)
kさん、どうもありがとうね。
6日、高知県立美術館で開催中の『明和電気』展(高知新聞社主催)に行って参りました。
明和電気さんといって、私がかろうじて知っているものは『魚コード』。しかし、めげずに誘ってくださる方があり、ご一緒しておそるおそる展覧会へ。
行ってみると、これがなんとも面白い。たんに不思議な電気機器ばかり作っている人たちでもなく、…なるほど、『アート』でした。目から鱗の久々の体験。
連休のイベントのため、明和電気社長・土佐信道さんも見えていて、楽器演奏のデモンストレーションもありました。会場に来た人を楽しませようという心意気が、展覧会のそこここに感じられ、そういったものと、なおかつ自らの持つ感覚をいかにミックスさせて有意義な場を設けるか。…よく考えてあると思いました。
また『機械』がアナログの魅力を放つおもしろさをみせる、というスタイルや、社長が考える『神の視点』を獲得する『創造する』という行為も、いずれさらに特化して『エーデルワイスシリーズ』というものに進化して行く過程も、展示を追って行く間に、少しずつ理解されてきました。
おもしろおかしい魚の機械が、いつか進化して『エーデルワイス』の花になり、音楽を奏でている。
『エーデルワイス』シリーズは『女性』を追求してみた、と土佐社長がおっしゃっていましたが、『男性』である社長が、色々な機械を『創造』してゆくうちに、今度は『女性』による『出産』の『創造』に近接したのかなぁ・・・。
意識的に『組み立てる』創造が男性的なら、無意識的に『組み上がる』創造は女性的なような気がします。
そして何より、『素敵だなぁ』と思ったことは、そうやって作られたものが楽器であり『音楽を持っていること。』
独特の美意識があり、展示物(オブジェ)として作られたものよりは、動く機械の方が、より、明和電気さんの持つ感性を伝えていて、なんだかとても美しい。
会期は5/10まで。
『食わず嫌い』を反省して、新たな刺激に触れてみたいと思いました。
園内は新緑美しく、ショウブなどの水辺の花々やシャクヤクが咲いていました。
植物園の企画展、『酒と植物』は本日まで。ご案内したお客様が、偶然『酒屋』のお嬢さんだったので
びっくりです(すっかりそんなことは忘れていました。笑)
『リキュール、ウイスキーなどの蒸留酒』が実はヨーロッパの『錬金術』の研究から生まれたとか、昔のエジプトビールは『ヨーグルト』みたいな飲み物だったことなど、知らないことが沢山あり、うへ〜!
勉強になりました。
長年『牧野』で頑張った温室も5/18までで見納めです。(立て替えるそうです)
とっても素敵で、館内の喫茶も充実しています。
高知方面にお越しの際にはぜひ、お立ち寄りください(^^)
→右の写真。
高知市内、鏡川にかかる『天神橋』の脇にある『センダン』の花。毎年この季節に咲く薄紫が、橋の朱色に映えて見応えあります。
バラのカードを製作してみました。
こちらも『母の日』カードと同様に、ロフトワークさんのサトウユキエのページより、ダウンロードしてお使いいただけます。
(ハガキ大…148×100ミリ…のケント紙、または画用紙に両面印刷してください。真ん中を二つに折って出来上がりです。)
アイディア次第で色々お楽しみください。
なお、ご利用の際には、内側、外側の両方をダウンロードしてくださいね。(^^)
↓バラの拡大です。印刷はもうチョット濃く出ます。
(赤紫に近いかな。)
が始まりました。福岡アジア美術館コレクションをおかりしての展覧会です。
賑やかなチラシだけは楽しみに見ておりましたが、展覧会も極彩色。展覧会場も、何だか不思議な空間になっていました。
展示物のサイズも、ゾウからアリまでうちそろい、ついでになんだかよく見つめないと見逃しそうなサプライズあり…。
会場入り口のなんとものんびりしている(ようにみえたのに)楽器が、
突然ズダダダダ…と演奏してくれるのには参りました(^^*)
新しい文字に自分の名前を変換してくれるという不思議な機械。
…この世は果てしないですね。映像作家さんの作品も多数あり。
『見知らぬ世界』は以外と近くにあるようです。
会期は7月12日まで。関連企画も盛りだくさんです!
先日より、高知県立美術館で開催中の『夢みるアジア』展の関連企画として開催されているコレクション展、『現代東洋的美術特集』を見て来ました。
アジアの表現というと日本人の作品も含まれるわけですが、今回の展示には独特の面白いセンスで、出品作品がチョイスされています。
私は個人的に、『若林奮』さんの『サルファドローイング』という作品がとても好きなのですが、今回は多分こちらで所蔵しているすべての作品が出品されていて、ずらっとひと並びという展示。…作品の持つ質量と浮遊する感覚が、気持ちよく存在していました。
こうやって、二つの会場の展覧会を見てみると、東洋・西洋の文化と、其の成り立ちの違いの面白さや共通点、未来の世界について、考えることが沢山あります。
展覧会は6月28日まで。
展覧会で、アジアを満喫してみてはいかがでしょうか?